ドイツDaimler(ダイムラー)は、電動車両の駆動用モーターを制御するインバーターにSiC
MOSFETを適用した場合の影響を試算し、その結果を「PCIM Europe 2018」で発表した。登壇者は、同社 AE Power
ElectronicsのAlexander
Nisch氏である。同氏は、駆動電圧(DCリンク電圧)を現行の約400Vから約800Vに高めつつ、SiC
MOSFETを適用することで、電動パワートレーンに用いるインバーターと2次電池を合わせた「システムコスト」を、同400VでSi
IGBTを用いる現行に比べて安価にできるとの見解を示した。SiC MOSFETは、Si
IGBTに比べて高価なものの、低損失な分、同じ航続距離ならば車載2次電池の容量を小さくできるので、トータルコストを削減できる、との見解をデバイスメーカー側が示してきた。今回のように、デバイスのユーザーである大手自動車メーカーがこうした試算結果を示したのは珍しい。
「テクノロジー_2018/07/01」

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