欧米の自動車業界で、電気自動車(EV)市場の動きがにわかに活発になってきた。火付け役はドイツのダイムラー社だ。同社は日本でも人気の高い高級車「メルセデス・ベンツ」のEV専用ブランドとして「EQ」を立ち上げ、9月4日にはEV市場に本格参入する第一弾モデルを発表した。これに呼応するかのように、アウディやBMWなども来年度、新たなEVを一斉投入する姿勢を見せている。日本でも、昨年9月に大きな動きがあった。トヨタ自動車とマツダ、そしてトヨタグループの自動車部品を担うデンソーが、制御システムなどの技術確立を目指し、新会社「EV
C.A.
Spirit」を発足。18年以降これにスズキやSUBARU、日野自動車、ダイハツ工業の4社も参加し技術者を派遣しており、9月5日にはいすゞも参加を発表。前代未聞の大連携が始まっている。この背景には、世界最大の自動車市場として大きな成長を遂げた中国の影響が大きい。中国は2019年に新たな環境規制導入を発表しており、自動車など関連産業の育成に力を入れている。これを受け、日産自動車はすでに広州の現地企業とセダンタイプのEV「シルフィ ゼロ・エミッション」生産を開始。今後の自動車産業のシェア争いには、EV戦略の成功が大きく左右するのは言うまでもないだろう。
「テクノロジー_2018/09/15」

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