再エネ大量導入時の系統の安定運用に応用も。
東京工業大学は、ネットワーク結合された発電機群の同期を実現するための基本原理を解明し、同原理に基づいた電力ネットワークの集約モデルを構築する手法を開発した。4月27日に発表した。
このモデルを使うと、送電網で複雑に結合された発電機群の振る舞い(回転子の位相角や連結点の電圧値など)を効率的に解析・制御できるという。
火力発電所など複数の発電機群の回転子の位相角が揃う「同期現象」は、電力の安定供給に深く関係している。ある発電機が同期しなくなると、その発電機や周辺の発電機が安全運転できなくなり、停電などの重大事象を引き起こす恐れもある。
一方、大量導入が見込まれる太陽光発電などの再生可能エネルギーは、天候や気候などの変化によって発電量が不規則に変動するため、発電機群の同期を維持するのがより難しくなると予想される。そのため、同期現象の解明は重要とされてきたが、従来は数値シミュレーションに基づくアプローチが主流で、原理を理論的に解明した研究は行われていなかった。
「テクノロジー_2018/05/02」

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