今、太陽光発電におけるエネルギー変換効率は15%前後、筆者が太陽電池に初めて興味を持った37年前でも10%前後だったので、それほど大きく進化していないのが実情。しかし、太陽光から40~60%のエネルギーを取り出す、圧倒的に変換効率の高い方法があるのをご存じだろうか?
それは最先端の技術でもなければ、新デバイスの登場でもない。昔からある「太陽熱温水器」だ。
仕組み的にも太陽からの熱で水を温めるだけと簡単だし、導入価格も安く、再生可能エネルギーの活用、地球温暖化防止という意味では、非常に有意義なものなのだ。ただ、残念なことに、日本国内では太陽光発電ばかりが注目されていて、太陽熱温水器は廃れてしまっているといっても過言ではない状況。その背景には国のエネルギー政策や、補助金といった制度的なことも絡んでいるようだ。
実は筆者自身、自宅を建てた2004年に太陽光発電のための3.6kWのパネルを搭載すると同時に、240Lの太陽熱温水器も屋根に乗せており、ともに現在もフル稼働してくれている。そこで、太陽熱温水器でどんな恩恵があるのかということについて、紹介してみることにしよう。
「テクノロジー_2018年05月17日」

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